無料かつ無人型で山の上にある変わったシマリス園
天狗山シマリス公園は北海道小樽市にあります。
小樽と言えば海に近く海鮮が美味しい所ですが、そんな小樽には天狗山という標高532.5mの山があります。
(天狗山って全国にたくさんあるんですね!全然関係ないけど!)
そんな山の山頂にシマリス公園があるのです。
ここの色んな意味でびっくりするのが、入場料無料かつ基本無人で運営されているところです。
施設の簡単な紹介
山頂に着くとこんな風に緑色の建物が見えます。
ここがシマリス公園です。
"CHIPMUNK PARK"
先にも書きましたが、入場無料で無人です。
おそらく不定期で管理者が巡回していると思うのですが、入退場は誰もアテンドしません。
この辺りはちょっと思うところがあるので、後述することにします。
そして、ここのリス園ではガチャガチャ形式でエサ(ヒマワリの種)が売っていて、シマリスにエサを与えることができます。
つまり、触れ合いができるというわけです。
縦に広がる緑にあふれたリス園
外からでも何となく感じていましたが、中に入ると『縦長だなぁ~』といった印象を受けます。
縦長だからどうしたっていうわけではないのですが、リス園の中ではかなり細長いほうだと思います。
ここのリス園は比較的植物も生い茂っていて、通路からはシマリスがいるのかどうかわからないくらいです。
ただシマリスにとっては隠れるところもあるし、そこまでストレスではないのではないでしょうか。
で、たまにチョロっとシマリスが現れて、人間が撒いていったエサを回収してまた茂みに戻るわけです。
ちなみにこれがシマリスの巣穴。
ここから出てくる時もあるので、見つけたらちょっと注意してみるとひょっこり出てくるかもしれません。
無料かつ無人だからこそマナーを守ってほしい
入場無料はより多くの人にシマリスを見てもらう点においては、大変有効な手段だと思います。
ですが、それだけマナーやシマリスに対する理解が十分ではない人がやってくるのも事実です。
天狗山シマリス公園は通路が狭いです。
人間が普通にすれ違えるくらいの幅ですが、とは言っても例えばシマリスを見ている人がリュックを背負っているとして、その後ろを通るにはちょっと気を使わないといけないかな…という程度です。
園内の構造上、シマリスが人間の通路を横切ることも多いので、間違って踏みつけないように注意しましょう。
また、通路が一直線で長いため、お子さんは絶対に走りたくなると思います。
これもシマリスを傷つけてしまう危険性と、恐怖心を与えるので親御さんはしっかり見守ってあげてください。
それと一番注意してほしいのが、入退場時の施錠です。
入退場口は二重扉になっていて、それぞれ簡易的に鍵をかけられるようになっています。
鍵をかけておかないと、強風などで扉が開いてしまった時にシマリスが脱走する恐れがあります。
これ、出るときは結構やってくれている人が多いんですが、入る時忘れがちなんですよ。
僕が訪れた数時間だけでもかなりのお客さんが忘れていました。
夏休みまでには行きたい
天狗山シマリス公園は5月下旬から10月まで営業しています。
とはいっても、気温が低くなると早々に巣に籠って冬眠の準備を始めるシマリスも居ます。
18度を下回るとシマリスは中々外に出てこないようです。
僕は9月の21日のお昼に訪れましたが、その時の気温が19度、シマリスは2匹ほどしか外で活動していませんでした。
本来は20匹前後居るそうなので、遅くとも9月の上旬までには行っておきたいところですね。
交通手段はロープウェー(それか車)
シマリス公園は天狗山の山頂にあるのですが、そこまでは山の麓のロープウェーで登るか、車で行くかの2つの手段があります。
小樽駅からロープウェーまではバスが出ていますので、観光で訪れた場合でも苦労せずたどり着けます。
詳細は天狗山公式HPをチェック!
http://tenguyama.ckk.chuo-bus.co.jp/guide/
天狗山は空気も景色も良くシマリスもいる絶好スポット
天狗山は『北海道三大夜景』の一つで、シマリス公園のすぐそばに展望台もあります。
山頂からの眺めも良く空気もおいしいので、シマリスで癒された後は景色を見ながらぼーっとするのも楽しいですよ!
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